本園は1951年(昭和26年7月)、大阪主婦之会役員の協力のもと、
故馬場ミチ前会長が初代園長に就任して開設しました。
戦後、婦人運動の草分け的存在である大阪主婦之会の会長として活動していた故馬場チミが、「安心して子ども達を預けることが出来る施設を!」という会員の婦人達の熱い要望と協力を受けて1951年(昭和26年7月)、大阪主婦之会保育園を開設しました。
当時、戦争孤児が巷にあふれ、戦争未亡人達が子どもを抱えて途方にくれる様子を目にし、子ども達が心身共に安定して生活できて、何物にも妨げられず伸び伸びと成長できる場所が必要だとの強い信念の元、自ら初代園長に就任し手探りの保育をスタートさせたのです。
創立当初の園舎は、現園舎の北隣に瓦葺、平屋建ての建物で、実員100名でした。1969年に鉄筋3階建ての現在の園舎を新築。以来、今日まで試行錯誤を重ねながら、全ての子ども達の幸福を願い、心身ともに健やかに育つよう、職員一同、愛情を持って保育につとめています。
園長馬場 三知
乳幼児期は人間形成の基礎を作る大切な時期です。
子どもと同じ目線で、子どもに寄り添う気持ちを大切に、日々保育をしています。
それぞれが大切な存在であるという気持ちが持てるよう、一人一人の子どもの良さ、らしさを尊重した保育をするとともに、
子ども自身が興味を持ったり、考えたり、行動したりする主体性を育てます。
また、基本は年齢ごとの生活の充実ですが、さらに縦割り保育で、異年齢同士の自発的な行動や遊びを通して、人へのやさしさ、思いやりが育つように心がけて生きたいと思っています。
保護者の皆様におかれましては、お仕事でお忙しい時期の子育てですが、だからこそ生活の基本である人と人とのつながり(親と子・保護者と保育園・子どもと保育園・子供同士・保護者同士)を大切にし、連絡を密にしながら、子どもの成長を第一に考えた保育を目指しています。
子ども一人ひとりを大切にし、保護者からも信頼され、地域に愛される保育園を目指します。
「子供と共に、大人も一緒に育つ」の気持ちを大切に、家族のような人間関係中で、それぞれの成長をともに喜び合いたいと思っています。
伸び伸び体を動かして充実感を味わったり、園生活や食育活動などを通して健康的な習慣を身につけます。
保育士や友だちと心を通わせたり、絵本や物語などに親しむことにより言葉を豊かに育てます。
子どもが自分から興味を持ったり、考え、行動するといった自主的な育ちを育むための、環境による保育に取り組んでいます。
生活の中でイメージを豊かにし、感じたことや考えたことを、自分なりに様々に表現して楽しみます。
身近な人と親しみ、関わりを深め、工夫したり協力したりして、一緒に活動する楽しさを味わうとともに、社会生活のルールを身につけます。